フィリピン人女性から子供の認知を要求されたら

フィリピン人との認知トラブルでお悩みの方へ

フィリピン人女性からの認知請求

認知とは

過去に交際していたり、関係を持ったことがあるフィリピン人女性から、子供の認知を求められる行為を「認知請求」といいます。婚姻関係にないフィリピン人女性から生まれた子供については、法律上の父親がいないということになります。このような子供の法律上の父親を設定するための行為が「認知」です。

認知の種類

認知には、大きく分けて「任意認知」と「強制認知」の2種類があります。

フィリピン人女性から認知を求められる場合で特に注意しなくてはいけないのが「強制認知」です。
 

認知のリスク

妻・家族に知られる

妻や家族に隠し子の存在を知られるのは避けたいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、フィリピン人からの認知の要求を無視していると、妻や家族と連絡を取ろうとしてくることもあるため、むやみに無視し続けることは得策ではありません。

養育費の負担

養育費は、子に対する扶養義務に基づき認められるものです。従って、婚姻関係にないフィリピン人との間に生まれた子供であっても、父親であれば扶養義務が生じ、養育費を支払う法的責任を負うことになります。

相続問題

婚外子でも、認知されている非嫡出子であれば相続権がありますので、遺産分割に参加して遺産を受け取ることができます。この場合の相続割合は、嫡出子（結婚している妻との間の子ども）と同じになります。フィリピン人との子（婚外子）がいる場合、相続トラブルが起こる可能性があります。

認知恐喝の実態

認知をネタに恐喝

フィリピン人女性やその代理人と称する人物から、認知をネタに金銭を要求されることがあります。

胎児のエコー写真や医師の診断書を見せられたり、成長した子の写真を送り付けられたりして「認知するか、金銭で解決するか」と問い詰められます。

隠し子の存在を隠したいと思うあまり金銭で解決をしようとしても、次から次へと金銭を要求され続けてしまうこともあるようです。

認知恐喝の対応

認知をネタに恐喝された場合、金銭を払っても解決することはありません。

このような相手の場合、まったく無関係な別人の子供の写真を見せて認知を迫ることもあるようですので、親子関係や事実関係が明らかになる前に相手と話を進めるのではなく、冷静な対応と迅速な事実確認が求められます。

認知詐欺の実態

父親ではない男性に認知させる詐欺

フィリピン人女性から認知を求められても、動揺してすぐに認めてはいけません。

「あなたの子」ではない可能性もあるからです。

肉体関係を持ったことは事実だからといって、妊娠・出産した子が自分の子だとは限りません。

過去に関係を持ったフィリピン人女性が子供を妊娠・出産したとします。当時、その女性は複数の男性と肉体関係を持っていたことで父親が誰か分からなかったり、父親である男性の素性が分からなかったり、男性に逃げられたりして、本当の父親に認知を求められないケースもあります。

そのような場合、一番身元がはっきりしている（だましやすい）男性に狙いをつけて、肉体関係を持った事実を強調して認知を求めてくることがあります。

もちろんこのような行為は法的に許された行為ではありませんが、認知を求められた男性にしてみれば、心当たりがあるため動揺して信じてしまうことがあるのです。

認知詐欺の対応

認知請求された方が取るべき行動

相手の情報や経緯をまとめる

フィリピン人女性から認知を求められて動揺してしまう方もいると思いますが、一度冷静になってフィリピン人女性との経緯や分かっている情報をまとめてください。

手元に写真や手紙があったり、携帯にメッセージが残っていることもありますので、いつ・どこで知り会い、いつ・どんな内容のやり取りをしたか、その当時のことを出来るだけ詳しく取りまとめることで、認知請求に対する対策を講じることができるようになります。

専門家に相談する

「あなたに合った解決策をご提案いたします」
フィリピン人女性との経緯や相手について把握している情報を取りまとめたら、まずはご相談ください。

フィリピン人女性や代理人と名乗る人物からの要求に応じたり、相手のペースで話し合いを進めてしまうと取り返しのつかない事態になってしまうことがあるため、必ず専門家に相談することをおすすめします。

フィリピン実態調査のご案内

フィリピン実態調査とは

フィリピン人の婚姻実態、子の有無、子の親子関係、正しい身元情報の収集、現地での生活実態など、とても重要な情報を多面的に深く調べることができるため、フィリピン人対象者の正確な身元情報や悪意ある思惑などを把握することでトラブルや犯罪に巻き込まれるリスクから回避することができます。

こんなときに「フィリピン実態調査」が役立ちます。

• 相手の言動の真偽を確かめたい
• 母子の生活実態を把握したい
• 親子関係を確認する必要がある